心臓外来(子ども〜大人まで)
〒594-0071大阪府和泉市府中町4丁目4番6号
Tel.0725-44-4556
心臓外来(子ども〜大人まで)

子どもから成人までの心臓・血管に関わる病気について診療いたします。
当院では、学校健診の精密検査をはじめ、心雑音、チアノーゼ、不整脈などの診療を行っています。また、川崎病後心血管後遺症や先天性心疾患の運動管理・生活指導にも対応しております。胸部X線検査、心電図、負荷心電図、ホルター心電図、心臓超音波検査、心臓マーカーの血液検査などの各種検査が可能です。少しでも気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
先天性心疾患、成人先天性心疾患、心臓弁膜症、不整脈、心筋症、川崎病 など
心臓が動く本来の音のほかに、血液が流れる際に聞こえるこすれるような音のことです。子どもの心臓の病気は心雑音をきっかけに見つかることが多いですが、実は「心雑音がある=すべて病気」というわけではありません。子どもの心雑音には、心臓の構造に全く異常がない「機能性(無害性)心雑音」と、何らかの異常が原因である「病的心雑音」の大きく2種類があります。
病的心雑音の場合は、心室中隔欠損や心房中隔欠損、肺動脈狭窄、動脈管開存といった生まれつきの心臓の病気が隠れている可能性があります。学校心臓検診や乳幼児健診などで指摘された場合は、お子さんの体に負担のない心エコー(超音波)検査などを実施し、しっかりと原因を見極めていきます。
お子さんが「胸が痛い」と訴えると、心臓の重い病気ではないかと不安になるとおもいます。しかし、子どもの胸痛で心臓の病気が原因であるケースは5%未満と非常にまれです。実際には、筋肉や骨の成長・疲労に伴う「胸壁の痛み」が約50〜80%と大半を占め、ほかにもかぜなどによる「呼吸器の病気」が10〜20%、「心因性(不安やストレス)」が10%程度、とされています。
痛みそのものは目に見えないため、親御さんからのお話が何より大切な情報となります。「いつから、どんな風に痛むか」「どれくらい続くか」「どのようなときに起きるか」「ぶつけたり転んだりしなかったか」など、診察の際にお伺いします。些細なことでも構いませんので、思い当たる様子があれば何でもお聞かせください。万が一、痛みが激しい、息苦しそうなどの場合は、ためらわずに救急要請を検討してください。
心臓が脈打つリズムが乱れてしまう状態の総称です。不整脈には、脈が一瞬とぶように感じる「期外収縮」、異常に速くなる「頻脈」、極端に遅くなる「徐脈」の大きく3つがあります。子どもの場合は日常生活の中で自覚症状が出ることが少なく、学校の「心臓検診」で初めて指摘され、驚かれる方も多くいらっしゃいます。
検診で指摘されたお子さんの不整脈には、実は治療の必要がないものもありますが、種類によっては治療が必要な心臓の病気が隠れているケースもあります。検診の結果をもらったら放置せず、まずは心臓外来を受診してください。
医療や手術技術の進歩に伴い、先天性心疾患をお持ちの多くの方が、成人を迎えられる時代になりました。一方で、大人になると小児期とは異なり、加齢に伴う高血圧や糖尿病といった生活習慣病、あるいは進学・就職・妊娠・出産など、成人期特有の健康課題やライフイベントに直面します。当院では、成人先天性心疾患の専門医が成人期ならではのお悩みや体調の変化を診療します。
生まれつき心臓やその周りの血管の構造に、何らかの異常がある状態のことです。実は生まれてくる赤ちゃんの約1%(100人に1人)にみられ、決して珍しい病気ではありません。心臓の壁に小さな穴があるもの(心室中隔欠損など)や、弁や血管の通り道が狭くなっているものなど原因は様々です。成長とともに自然に治るため治療が不要なものから、早期の手術や内服治療が必要なものまで程度も異なります。
生まれてすぐに診断される場合もあれば、退院後の健診での心雑音や、日頃のご様子がきっかけで見つかることもよくあります。「ミルクの飲みが悪い」「体重がなかなか増えない」「泣くと顔や唇の色が紫になる(チアノーゼ)」「少し動くとすぐに疲れて息が荒くなる」などは心臓からの大切なサインです。気になる様子があれば、まずは当院の心臓外来へお気軽にご相談ください。
心筋症は、心臓の筋肉に生じる病気であり、呼吸が苦しくなったり、皮膚がむくんできたり、疲れやすくなったりします。心筋が肥大する肥大型心筋症、心室筋が薄くなる拡張型心筋症、心臓の拡張が障害される拘束型心筋症などが含まれます。特に拡張型心筋症は1歳未満のお子さんに発症するケースも多いと言われています。心筋症の一部は、遺伝子異常やウイルス感染、免疫反応など原因が明らかになっている疾患群もありますが、多くは依然として原因不明のままです。薬物療法やペースメーカなどの治療法の進歩があり、早期に診断して有効な治療を行うことによって、将来の悪化を防ぐことが出来ます。
主に乳幼児期に多くみられる、全身の血管に激しい炎症が起きる原因不明の病気です。国内では毎年1万人以上のお子さんがかかっており、決して珍しい病気ではありません。主な症状として、①高熱、②両目の充血、③唇の赤みや舌のブツブツ(いちご舌)、④体にでる様々な発疹、⑤手足の硬い腫れ、⑥首のリンパ節のはれ、の6つが代表的です。
川崎病で特に大切なのは、心臓に酸素を送る血管(冠動脈)にコブ(冠動脈瘤)ができる合併症を防ぐことです。コブが残ってしまうと、血栓を防ぐお薬を長く飲み続けたり、心臓の状態によっては運動制限が必要になったりすることがあります。急性期の治療は入院で行いますが、退院後の定期的な心臓の経過観察や生活管理は、当院の心臓外来でも可能です。
心電図検査
手足や胸に吸盤やシールを貼り、心臓が動くときに発する微弱な電気を体表面から記録する検査です。学校の心臓検診や日頃の診察などで広く行われており、電気の流れるリズムや伝わり方の異常から、不整脈などを発見することができます。
また、「時々胸がどきどきする」「たまに胸が痛くなる」と訴えても、病院で心電図をとる瞬間には症状が消えて、異常が見つからないことはあります。当院では、検診結果や症状に応じて、運動時の心電図を記録する「運動負荷心電図」、24時間の心電図を記録する「ホルター心電図」を行っています。
心臓超音波(心エコー)検査
産婦人科でお腹の赤ちゃんを見るのと同じように、体に害のない超音波を使って心臓の様子を画面に映し出すものです。胸に温かいゼリーを塗って機械をあてるだけで、心臓の構造や筋肉の動き、さらには心臓の中を流れる血液のスピードや向きまで同時に確認できます。
体に一切の負担をかけず、痛みも伴わないため、小さなお子さんでも安全に受けていただけます。当院では、健診で心雑音や不整脈を指摘されたお子さんの精密検査はもちろん、病気をお持ちのお子さんの定期的な経過観察に広く活用しています。
心臓マーカーの血液検査
慢性心不全は症状が乏しく発見が遅れることがあります。そこで、脳利尿ペプタイド(BNP)という、心不全の状態で心臓から産生される血液マーカーを調べることで心不全の程度を評価することが可能です。当院では短時間で結果が出る機器を使用し、慢性心不全の迅速な診療を行います。
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