アレルギー外来
〒594-0071大阪府和泉市府中町4丁目4番6号
Tel.0725-44-4556
アレルギー外来

気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどのアレルギー疾患を専門的に診療しています。
アレルギーの治療で最も大切なのは、日々のケアを継続することです。当院では最新のガイドラインに基づき、症状がないときも毎日忘れずに続ける長期管理を優しくサポートします。また、食物アレルギーに対しては、検査や診察を踏まえて「安全に食べられる量」を探し、少しずつ食べられる量や食品の種類を増やしていく治療を目指します。
特定の食物を摂取した際に、免疫反応によって皮膚のかゆみやじんましん、咳やゼーゼー、腹痛や嘔吐などの症状が引き起こされる状態です。日常の食生活に深く関わる疾患で、軽度のものから、アナフィラキシーという生命に関わる重篤な過敏反応を起こす危険性もあります。原因となる食品は乳幼児期では鶏卵、牛乳、小麦が代表的ですが、大きくなるにつれて甲殻類やそば、ピーナッツ、果物など多様化していきます。また、アトピー性皮膚炎や気管支喘息などと関連することもあります。
お子さんに食物アレルギーが疑われる症状がみられた場合は、自己判断で原因と思われる食品を完全に除去せず、まずは一度当院を受診してください。必要に応じて食物負荷試験を行い、症状を確認しながら安全に食べることができる量を決めています。症状が出た食品を今後どのように摂取していくかを、医師と相談しながら決めていくことが大切です。万が一、息苦しさやぐったりするなどの重い全身症状(アナフィラキシー)が出た場合は、ためらわずに緊急受診や救急要請を検討してください。
かゆみを伴う湿疹が、良くなったり悪くなったりを繰り返す慢性の皮膚疾患です。もともと皮膚の「バリア機能」が弱く、乾燥しやすい体質のお子さんに多くみられます。乳幼児期は顔や頭から始まり、成長とともに肘や膝のくぼみなど全身に広がる傾向があります。他のアレルギー疾患(気管支喘息や食物アレルギーなど)の入り口(アレルギーマーチ)となることも多く、早期からの適切なアプローチが望まれます。
アトピー性皮膚炎の治療と予防において、最も重要なのが毎日の「スキンケア」です。皮膚を清潔に保ち、保湿剤でバリア機能を補うことで、外からの刺激を防ぎます。特に、肌が乾燥する冬場だけでなく、夏の「汗」や「紫外線」、日常の「ダニ・ハウスダスト」、さらに「爪による引っかき傷」などによって症状が増悪しやすいため、季節に応じたきめ細やかなケアが必要です。当院では、炎症を抑える外用薬(ステロイドなど)の正しい塗り方や、自己判断で中断しないためのスキンケアのコツを丁寧にお伝えします。お肌のザラつきやかゆみなど、小さな変化でもお気軽にご相談ください。
空気の通り道(気道)がアレルギー性の炎症で過敏になり、発作的にゼーゼー、ヒューヒューという呼吸音や激しい咳、息苦しさを引き起こす疾患です。風邪をひいたときや季節の変わり目、夜間から明け方にかけて症状が出やすいのが特徴です。乳幼児期にRSウイルスなどの感染を繰り返すことがきっかけになることもあり、「風邪のたびに長引く」「ゼーゼーを繰り返す」といった症状から始まることがよくあります。
喘息をきちんと治すためには、早い時期から正しい診断に基づいた治療を始めることが大切です。特に治療開始後は、たとえ症状がなくなって元気に見えても自己判断でお薬(吸入や内服)を中断せず、毎日忘れずに治療を継続することが、気道の粘膜を根本から整えるために最も重要となります。日頃のご様子をお伺いしながら、医師と相談して焦らず根気強くコントロールしていきましょう。もし、息苦しそうにしている、肩で息をしているなど、強い発作の兆候がみられた場合は、緊急の受診を検討してください。
ダニやハウスダスト、花粉(スギやヒノキなど)、ペットのフケなどが原因となり、鼻や目にアレルギー反応が起きる疾患です。近年は発症の低年齢化が進んでおり、2歳前のお子さんでもみられることが珍しくありません。気管支喘息やアトピー性皮膚炎に合併しやすいのも特徴です。集団生活を始めたばかりの頃の鼻水は多くが風邪によるものですが、「透明なサラサラした鼻水が止まらない」「くしゃみを連発する」「目をよくこする」「鼻血を頻繁に出す」といった症状があれば、アレルギー性鼻炎・結膜炎が疑われます。
「たかが鼻水」と放置してしまうと、鼻づまりから口呼吸になって風邪をひきやすくなったり、副鼻腔炎(ちくのう症)を引き起こしたりすることがあります。また、目や鼻の不快な症状から睡眠不足や集中力の低下を招き、お子さんの日常生活や学習の質を落としてしまう原因にもなります。当院ではお子さんの年齢や症状に合わせ、治療やホームケアのアドバイスを行っています。「風邪かアレルギーか分からない」という段階でも構いませんので、気になる症状があればお早めにご相談ください。
食物経口負荷試験
食物アレルギーの確実な診断や、安全に食べられる量を確かめるために、原因と思われる食品を実際にクリニックで少しずつ食べていただき、症状が出るかを確認する検査です。問診や血液検査だけでは分からない「本当に食べられるかどうか」を正確に見極めることができます。万が一の症状に備え、医師の適切な管理のもと、安全に十分配慮して行います。
血液アレルギー検査
(特異的IgE抗体検査)
少量の採血で、ダニや花粉、食物などに対するアレルギーの傾向を調べる一般的な検査です。ただし、この検査は「陽性だから絶対に症状が出る」「陰性だから100%大丈夫」と言い切れるほど正確さ(感度・特異度)が高いわけではありません。結果の数値だけを見て自己判断で食事制限を始めてしまうと、お子さんの成長に必要な栄養を損なう原因にもなります。検査結果はあくまで目安のひとつのため、お子さんの実際の症状やこれまでの経過と照らし合わせ、医師が総合的に正しく診断することが何より大切です。
舌下免疫療法
スギ花粉症やダニによるアレルギー性鼻炎に対し、一時的な症状の緩和だけでなく、体質改善を目指す根本的な治療法です。原因となるアレルゲンエキスのお薬を1日1回舌の下に置き、しばらく保持してから飲み込むことで、体を徐々にアレルゲンに慣らしていきます。5歳以上のお子さんが対象で、十分な効果を得るためには3〜5年ほど毎日ご自宅で継続することが大切です。初回投与の院内サポートから毎月の経過観察まで、お子さんとご家族が安全に無理なく治療を続けられるよう丁寧にフォローいたします。
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